2013年9月26日木曜日

国際福祉機器展

9月20日(金)、課外授業の一環として国際福祉機器展を見学してきました。
















この展示会は、世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会で、高齢者と障害者の自立支援を目的に開催されています。
出展された製品は、衣類やトイレ用品、入浴用品等生活用品を始め、福祉車両、住宅設備、リハビリ機器、義肢など多岐にわたっています。

事前に、「興味を持った製品のカタログやパンフレットを持ち帰る」という課題を出したところ、ほとんどの訓練生が車椅子もしくは福祉車両のパンフレットを持ち帰りました。
訓練生のほとんどが男性=車に興味がある、ということなのでしょうか?

一例をご紹介します。
・HONDAフリード(リフトアップシート車)
  http://www.honda.co.jp/welfare/lineup/side-lift/freed/
・リーボC3(新型電動スタンディング車いす)
  http://www.accessint.co.jp/product_standing_levo_c3.html#levo_c3



2013年9月19日木曜日

10月の主な予定

8日(火)城東ブロック障害者就職面接会(すみだリバーサイドホール)
11日(金)日本語ワープロ検定、情報処理技能検定、パソコンスピード認定試験
16日(水)避難訓練
22日(火)中央ブロック障害者就職面接会(東京ビッグサイト)

東京ビッグサイトで開催される中央ブロック(ハローワーク飯田橋、上野、新宿、池袋、王子)面接会は、参加予定企業が130社という大規模な面接会です。

2013年9月12日木曜日

カリキュラム紹介~調理実習

当センターでは、仕事に必要な知識や技能を身につけるための訓練だけでなく、社会的自立を助けるための訓練も様々行っています。
今日は、その中のひとつ「調理実習」を紹介します。

6日(金)のメニューはカレーでした~。

まずは野菜の下ごしらえから。
ピーラーも包丁も使うのは初めて、という訓練生も少なくありません。






























野菜とお肉を炒めているところ。
調理実習は1年生、2年生合同で、4つの班に分かれて行っています。
















付け合せの野菜サラダも上手にできました。
味のほうは・・・カレーのルーは市販のものなので、大丈夫でしょう!















ところで、6日(金)には、ちょっとした事件が起こりました。
訓練生の一人が「自分は何もできないから」と調理実習の時間をさぼってしまったのです。
確かに障害によっては、包丁を使ったり、洗い物をしたりするのが難しい、という訓練生もいます。
しかし、「カレー」という料理が、どのような過程を経て完成するのか、それを間近で見、匂いを嗅ぎ、コンロの火の暖かさ(時に危険な熱さ)を感じ、仲間の作ったカレーを食べる。それだけでも貴重な体験だと思います。

そういった経験の積み重ねから、「自分のできることを率先してやる」姿勢が身に付いてくれることを願っています。

2013年9月5日木曜日

フォーカストーク講習会

先週の金曜日(8月30日)、当センターにて画面読み上げソフト「フォーカストーク」の講習会が実施されました。
フォーカストークとは、スクリーンリーダーと分類されるソフトウェアのひとつで、パソコンに入力した文字列はもちろん、キーボードから指示した操作内容(例:「ファイル」-「開く」、「OKのボタン」)や、漢字の詳細読み(例:「明るい、に子供の子」)などを、音声合成によって読み上げてくれるというものです。視覚障害者がパソコンを利用する上で欠かせないソフトウェアであるとともに、学習障害を持つ人の情報収集や読書にも活用されています。

講習会は、当センターからの「ぜひ実施してほしい!」という要望に快く応えていただく形で、実施されました。大変有難いことです。
そして、当日はなんと!スクリーンリーダーの開発元である、株式会社スカイフィッシュの大塚社長が直々に、講師を務めてくださいました。

講習会では、フォーカストークの使い方のみならず、大塚社長のフォーカストークへの熱い思いや今後のビジョン、業界の最新事情等も伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
視覚障害を持つ訓練生にとっても、ソフトウェア開発者と直接、話をするという、初めての機会です。さそがし貴重な体験となったに違いありません。

大塚社長がこのときの様子を、ご自身のFacebookにアップされた記事へのリンクです。
https://www.facebook.com/otsuka.masanaga/posts/501778203234345?notif_t=like
(Facebookへのログインが必要です。)

文中、「現場のかたの当事者意識の高さ」とあり、身の引き締まる思いがしました。
この言葉に、恥ずかしくないようにしなくては・・・!!
訓練生とともに勉強する日々が続きます。